リブウェルグループのジャッジメントポリシー
私たちは日々の業務において、大小さまざまな判断を行わなければなりません。その際、**「この判断は経営理念に沿っているか?」**を常に問いかけ、理念と照らし合わせながら意思決定を行うことを大切にしています。
しかし、現場で直面する具体的な課題や問題においては、経営理念だけでは抽象的で判断が難しい場合もあります。そのため、**「ジャッジメントポリシー(判断基準)」**を定め、実務レベルで活用できる指針を設けました。
今回の改定【法令順守】の位置について
私たちは、日本に在住し、事業活動を行う以上、**「日本の法令を順守すること」**が前提であり、これはすべての判断や行動において基本中の基本です。そのため、法令順守は他の基準と並列ではなく、すべての基準を包含する絶対的な前提として位置づけます。
今回の改定では、この考え方を反映させるため、法令順守を個別の基準として挙げるのではなく、すべての判断基準を支える土台として表現を変更しました。
【業績向上】
企業が事業を継続し、成長していくためには、**「業績向上」**が不可欠です。業績、特に利益がなければ、企業は存続することができません。これは、企業としての責任を果たすための基盤であり、社員やその家族、そしてお客様や地域社会に対して継続的に価値を提供するためにも欠かせない要素です。
そのため、業績向上は私たちが取り組むすべての活動において重要な位置づけを持っています。ただし、業績向上を目指す際には、短期的な利益だけに偏るのではなく、長期的な視点を持ちながら持続可能な成長を実現することが必要です。
【顧客満足】
企業として業績を向上させるためには、**「顧客に喜んで満足していただくこと」**が欠かせません。お客様の満足がなければ、業績向上は実現できませんし、仮に顧客満足を無視して業績を一時的に向上させたとしても、それは永続的には続きません。
だからこそ、**「顧客満足」**を第一に考えることが重要です。お客様に真摯に向き合い、何を求めているのか、どうすれば期待を超える価値を提供できるのかを常に考え、行動することが、結果として業績向上につながるのです。
「顧客満足の追求こそが業績向上の基盤」であることを全員が意識し、行動に移していきましょう。
【組織人事】
顧客満足を提供するのは、会社に属する**「人」であり、「組織」**です。そのため、私たちは「人」と「組織」を育て、活かすことを最優先に考えています。
具体的には、適材適所の配置や採用、教育、評価を行い、それを支える円滑なコミュニケーションや、経営計画発表会、リブウェルアワードなどのイベントを通じて組織全体を活性化させています。これら一連の取り組みを**「組織人事」**と呼び、人と組織の成長を促す基盤として位置づけています。
「組織人事」をさらに優先する理由
顧客満足の実現には、社員一人ひとりの能力と情熱、そして組織全体の結束力が欠かせません。適切な環境と支援が整っている組織こそが、最大限の力を発揮し、お客様に感動を与えるサービスや価値を提供できるのです。
「人と組織を育てる」ことが、顧客満足を実現し、業績向上を支える大きな力になると私たちは考えています。今後も「組織人事」を優先的に据え、企業としての成長を支えていきます。
【家族関係】
仕事において高いパフォーマンスを発揮するためには、家族との良好な関係**「家族関係」**が欠かせません。結婚されている方はもちろん、両親や兄弟姉妹など家族とのつながりがしっかりとしていることが、心の安定やモチベーションに直結します。また、家族の支えがなければ、目の前の仕事に集中することも難しくなるでしょう。
だからこそ、常に家族の幸せを考え、感謝の気持ちを忘れずに行動することが大切です。家族関係を良好に保つことは、仕事だけでなく人生全般を豊かにしてくれる大きな力となります。
【健康管理】
そして最後に、最も重要なのが**「健康管理」**です。
健康は何にも代えがたいものであり、失ってしまえば取り戻すために膨大な時間や費用が必要となります。場合によっては、失った健康が完全に戻らないこともあります。
**「健康さえあれば、業績や顧客満足、組織人事の取り組みも後から挽回できる」**という意識を常に持ち、健康を最優先に考えてください。
日々の生活の中で自分自身の健康状態に目を向け、適切な休息や運動、バランスの取れた食事を意識し、健康を維持・向上させる行動を実践しましょう。
ジャッジメントポリシーの全体像
私たちの判断基準は、いずれも**「≦」でつながり、すべてが重要である**という考え方に基づいています。これらの要素は一つひとつが独立しているわけではなく、相互に関連し合い、補い合うものです。そのため、何かを優先したり軽視するのではなく、全体をバランスよく意識することが求められます。
仕事上の判断を行う際には、必ず「経営理念」とともに、ジャッジメントポリシーを基準に行動してください。
健康管理の重要性を胸に刻んで
私たちの会社には、忘れることのできない3人の社員との悲しい別れがありました。彼らも、私たちも健康管理をおろそかにしていたわけではありません。それでもなお、結果としてこのような別れとなってしまったことは、私たちにとって非常に重く、大きな教訓となりました。お三方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
この経験は、健康管理が何よりも大切であることを強く再認識するきっかけとなりました。
健康は当たり前のものではなく、失うと取り戻すのが非常に難しいか、場合によっては不可能な場合もあります。だからこそ、**「健康管理を最優先に」**という意識を、私たち全員が持ち続けることが必要です。
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