先日、2月11日に橿原営業所所属のF氏が66歳で亡くなられました。
高校を卒業した18歳から山崎バルブ(現リブウェルヤマザキ)に入社し、橿原営業所所長、営業部長などを歴任され、定年退職後はアルバイトとして橿原営業所で亡くなられる66歳まで48年間もの長い間、勤務していただきました。
元気で明るく、その場の空気をぱっと変えられるそんな優しいムードメーカーでした。若い時は相撲取の「千代の富士」に似ていて、晩年はハリウッドスターの「ブルースウィルス」に似ていたと思います笑
お通夜、葬儀にはたくさんの方が参列されていましたが印象的だったのは、もう現在は退職しているメンバーや仕入先様もたくさん来ていたことです。
私も家業に戻ってきてから19年間のお付き合いになりました。
印象的な出来事はみなさんたくさんあるかと思いますが、いくつかご紹介したいと思います。
お客さまからの圧倒的な支持
お通夜やお葬式でもそうでしたが、本当にたくさんのお客様がご参列いただいておりました。
香芝のD設備の社長はご挨拶に伺うたびに
「Fは元気にしているのか?」
「橿原に戻してやってくれ」
と何度もおっしゃってました。
営業をされていた時のお客様からの支持はまさに家族のような関係性でこれだけ可愛がられるということはとてもすごい才能のひとつだと思います。
突撃力(新規開拓力)
まったく知らない水道工事屋さんに
「まいどー」
と大声で挨拶しながら飛び込んでいけるのはおそらくFさんくらいでしょう。
南大阪での営業時代にも、今でも取引のある数多くのお客さまをどんどん開拓する際に同行させてもらったのを思い出します。
間違いなくリブウェルグループの一時代を築いたトップ営業マンだったと思います。ただいかんせん、売った後の様々なことはとても苦手でしたが。。。
誰でも友達
部長時代にあまりにも挨拶等が苦手に思えたので、全10回で約1年間をかけて話し方を学ぶ「コトハナセミナー」というセミナーに誘って、私と一緒に受講しました。
セミナー中は各個人で発表する機会がたくさんありましたので、見ているこっちが毎回、毎回ハラハラドキドキしていました。
なんとか最終回まできて終了したのですが話し方は全く上達していませんでした笑
相変わらず何を言ってるのかわからない笑
でもすごいのが約30名くらいの同期の受講者とは全員と仲の良い友達になっていましたし、中にはお客様になってくれた方もいたりしました。
このコミュニケーション力も天性のもので誰も真似することはできません。
Fさんがいるとその場がぱっと明るくなるんです。
最後に
葬儀で最後にFさんの棺にリブウェルヤマザキのジャンバーを会長と一緒にいれさせてもらいました。まるでリブウェルヤマザキの青いジャンパーを着て、天国へ旅立っていかれたようでした。
良いことも悪いこともいろんなことがありました。
私よりも会長や専務、常務の方がはるかに長いお付き合いだったのでももっとたくさんの出来事があったのだと思います。
でも私自身が最終的に自然と出てきたのは「ありがとう」という言葉と「感謝」の想いでした。
まさにリブウェルグループの長い歴史の中で一時代を築いて頂いた「レジェンド」だったと思います。
天国で青いリブウェルジャンパーを着た藤村さんがIさんやKくん、Yさんと一緒に下界のリブウェルグループを見た時に、まわりにいるたくさんの人たちに大声で笑いながら自慢できるような、そんな会社にしていくことが私の使命だと思っています。
Fさん、本当に長い間ありがとうございました。
感謝しかありません。
どうかゆっくりお休みください。
コメント